学年末ということもあり、本棚を整理する。以前は、もう一つ本棚が使えたので、倍の本が入っていたのだが。
私の場合、ほとんどの本をAmazonで購入するため、買った本は自宅に届く。急ぎで取り寄せたものはすぐに目を通すのだが、そうでないものはリビングに平積みにして、時間があるときにパラパラとめくり「乱読」したものから学校の本棚へ。数日間置きっぱなしだと妻から叱られ、慌てて目を通す。
同僚の先生から「いつ読んでいるのか」と尋ねられることがあるのだが、寝室や移動中の電車や飛行機の中で小説を読むのとは違って「ほとんど読んでいない」と答え、驚かれる。おそらくレポートや研究会での発言の中でよく本から引用するので「ものすごい読書量」だと思われるのだろう。しかし、ほとんどの本は先ほど紹介した程度の「乱読」。必要なとき本棚から出し、引用する。その回数が増えると「熟読」に近い状況になるのだろう。
ただ、その「乱読」の仕方は、以前(8年前)blogで「本の読み方」と書いたが、あらためて紹介する。
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しかしながら、授業の準備や雑用も多く、ゆっくりと本を読んでいる暇はない。こんなときはいつも、鏑木先生(当時、草加市立八幡小学校校長)に教えていただいた次のような方法で本を読む。
(1)前書きを読む (2)後書きを読む (3)目次を読む (4)気になるページを読む
この方法は、「乱読」するときに効果的であるが、「何かをはっきりさせる」ときにも結構使える。
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研究のためには「熟読」と「乱読」が必要だと教えてもらったのは、本校に赴任したとき当時の教頭先生から。
そして、「熟読」よりも「乱読」と考えるようになって、どんどん本は増えていった。毎年、この時期に本棚を整理するのだが、数年開かなかった本はそのときまとめて家の倉庫に。(その倉庫も私が使えるスペースはわずかなので、どうにかしなければならないのだが。)
本棚のあるリビングにあこがれていたのだが、実現するまでには時間がかかりそうである。もちろん、できてもオシャレなものにはほど遠いのだろう・・・。